佐々木の夢日記

最近見た夢を書いています

2022-07-11 採用面接に浴衣で参戦しちゃった夢

採用面接に浴衣で参戦しちゃった夢

 

今日は東京都心の某企業の一次面接。最近の潮流としては珍しい実地での対面面接です。転職の面接ということもあり服装は就活生のような真っ黒スーツではなく「ある程度は社会人生活をこなしてきた、スーツの着こなしもそれとなく板についた大人」な感じの服装がよかろうと思ってスーツに合わせるトップスを選んで参戦しました。

 

面接場所について気づいたんですが、私は浴衣を着ていました。しかもハイビスカス柄。

祭りか? 祭りなんか? 出店でもエンジョイしに来たんか?

いやまてもう面接地に着いちゃったから「和服で来ました。和服もフォーマルな服ですもんね?」というスタンスで行くべきか?

──浴衣は和服でいうとこのカジュアル服…!!

だめだッ……屁理屈も通せんわ…!

 

と、「もう諦めるしか無い」という結論に内心で至っても、考えながら歩いて面接を受ける企業の受付まで着いてしまいました。なのでもう「浴衣で面接に来たヤベェやつ」というレッテルを貼られることを覚悟の上、腹を括って受付の職員さんに名前を告げます。

この瞬間に「浴衣で面接に来たヤベェやつ」になりました。もう怖いもの無くないか?

 

受付の職員さんは「まぁ浴衣で来るやつもいるわな」と言う感じで名前一覧に蛍光マーカーで線を引きます。そういうもんなのかぁ。

 

廊下を進んだ先の体育館の二階、スポーツ大会とかで親御さんや応援する人たちが座っている椅子がブロックごとに並んでいるエリア(観戦席ですね)に面接待ちの人々が立って待っているので、私もその群衆に紛れ込みます。しかし皆さんリクルートスーツを着ているので私だけ愉快な物見客です。ここで怖気づかない夢の中の私、どんだけひょうきん者だ。

 

体育館の真ん中、フットボールやバレーボール、バスケットボール用に様々な色でラインが引かれたうち、バレーボール用の白いラインのセンターの部分になんだか偉そうなおじさんがスーツ姿でやってきます。手には分厚い紙の束を持っています。たぶん志望者の履歴書の山でしょう。(紙に印刷するのかぁ、面接のあと捨てるんだから印刷しなくてもいいんじゃないか? と思っていました)

 

おじさん「この度はお集まりいただきありがとうございます」

おじさんは肉声で喋りだします。よく声の通るおじさんだなぁ。

 

おじさん「弊社を志望された理由はなんですか」

なるほど観戦席から集団面接かぁ~と思いながら、おじさんが履歴書の束をベラベラめくるのを見守ります。ランダムに引き当てた履歴書の人を指名して回答させるらしいのです。数十人はオーディエンスにいるから、指名されないまま面接を終えた人は合否結果はどうなるんだ? と思いながらおじさんが誰かを指名する声を聞きました。

「御社では──……」

リクルートスーツを着た青年がなにか回答するのを頭の隅っこで聞いて、「あたらなくって良かった~」と思っていました。うっかり変な服を着ているのに指名もされたら堪ったもんじゃありません。知らん志望者にも名前がバレたら困るわぁ…とか考えていました。

 

「佐々木さん」

 

呼ばれました。困りました。なにせ志望動機も考えていないのですから(夢の中なので、正直なんの企業なのかも夢の中の私は知りません。そして、起きている今の私も)。

スキルアップができると思いました!」

ひねり出した結果、就労意欲のない激ヤバ就活生のような回答をしました。大丈夫かコイツ。

えらそうなおじさんは満足気に大きく一つうなずいて、「うむ」とだけ回答しました。ええんかいそれで。

 

程なくして面接は終わり、解散となりました。ここで私は焦りに駆られていたのか、「少しでも良いやつ認定されないと落ちる!」と思い、何故か面接会場の撤収作業の手伝いを申し出ました。

知らない社員さんは「アラありがと~」と気さくに言ってくれて、私に体育館入り口の売店の撤収作業をお願いしてきました。

お菓子や菓子パンやドリンクが売っている売店の商品棚。志望者すら客にしてしまおうという心意気、すごすぎやしないか…? と思いながら棚に向かいます。浴衣を着ているので若干走りづらいです。

メロンパンだのダカラちゃんだのを回収していると、知らないうちに体育館の施設が閉まっていたのかシャッターが閉まっていきます。

このままでは知らない体育館の売店に剽軽な浴衣姿のままメロンパンと一緒に閉じ込められてしまう! と思った私は、シャッターを閉めている事務員さんを視界の中に探します。

いました。体育館の端、入場口の影。

「すみませーーーん! 今メロンパンしまってるので!!!」

いやメロンパン以外もしまっているが。チョココロネもしまっているが。ポカリスエットもしまっている。

慌てていた私はメロンパンのみ特記して叫びました。

事務員さんに声が届いたのか、事務員さんはこちらを向きました。

「シャッター閉めないでくださいー!」

必死に叫びます。事務員さんはシャッターボタンを押したまま私の声を聞こうとします。なんて横着な人だ~!

これでは話が通じる前にシャッターが閉まってしまいます。「あの人は何が言いたかったんだ?」と思ったまま事務員さんは帰ってしまうことでしょう。そうしたら私は浴衣姿のまま誰もいない体育館の売店でメロンパンと一緒に一人寂しく一晩を明かさねばならなくなります。

困った私は売店の天井から柱を伝って外壁に出ます。夕方の日の暮れかけた時間帯、すこし涼しい風が吹いていました。壁によくある「ギリ歩けそうな気がする幅が数センチの壁の途中の上辺」を伝って歩いていきます。

少し歩くと他の建物のトタン屋根が見えてきました。ジャンプすれば届きそうな距離。そしてそのトタン屋根の先にはまた数軒の屋根が続いています。その先には雲が並んでいます。渡っていけば帰れそう!

 

屋根を渡って雲に出たところで、自分の頭の上に蔦(ツタ)がたれているのに気づきます。

そうでした。ゼルダの伝説ブレスオブザワイルドの続編では天空の城が舞台です。そのお試し版では雲から垂れる蔦にぶら下がって島を渡るシーンまでをお試しプレイできるのです。

蔦がうっかりちぎれてしまわないかをよく確認してからわたります。上空8000mの世界では、蔦から手を離してしまえばそれ即ち死です。今死ぬわけには行きません。なにせ面接の結果を受け取っていないのですから。

 

いややっぱり雲から蔦がたれているのはオカシイな? と気づき、目が冷めました。

 

 

余談

 

最近ティッシュを入れ替えたのですが、ケースにミチミチにつまりすぎて最初の一枚を出すのに苦労しました。まるでテレビCMでよく見る「乳幼児向けおもちゃのCMに出てくる山ほどティッシュを引き出す赤ちゃん」のようになりました。

以上です。

ティッシュケースがミチミチすぎて出すのに苦労した結果、鼻もかめないほどに霧散した一枚目のティッシュ

 

 

それでは良い夢を。